矯正歯科

矯正歯科治療とは

矯正治療とは歯を動かすことによって、きれいな歯並びと機能的な咬み合わせをつくる歯科治療です。
歯並びの治療というと、とかく見た目が強調されがちですが、矯正治療の目的は見た目の改善だけではなく、よく咬めるようになるという機能面の回復と、虫歯や歯周病の予防という衛生面の改善を持ち合わせています。
 
歯科医療の技術は日々進歩しており、審美的に優れ、天然歯と見分けがつかないような被せ物やブリッジを装着することができるため、前歯のでこぼこをセラミックなどの人工歯で短期間に改善することも可能です。しかし、どんなに素晴らしい素材でもご自分の歯に勝るものはありません。治療には少し時間がかかりますが、天然の歯を動かす矯正歯科治療を自信を持っておすすめします。

当クリニックでは、見た目だけでなく、かみ合わせを重視した矯正歯科治療を行っています。
精密な検査、適確な診断により患者さまのご希望に沿った適切な治療法を選択し、より効率の良い治療をご提供いたします。

矯正歯科治療によって良い咬み合わせをつくることにより、次のような効果が期待できます

  • 食べ物を良く咬めるようになり、消化も良くなる
  •  呼吸や発音がしやすくなる
  •  歯みがきがしやすくなり、虫歯や歯周病を予防しやすくなる
  • 機能的な咬み合わせにより歯周組織や顎関節の負担を軽減する
  • あごの正常な成長を促す
  • 口元や顔の印象が変わり、笑顔に自信がもてる

矯正治療の分類と治療期間について

部分矯正治療

部分矯正治療

1~数本の歯の移動を行います。
(治療期間:4ヵ月~1年  治療回数:4~12回位)

前期矯正治療(Ⅰ期治療)

前期矯正治療(Ⅰ期治療)

永久歯を並べる前準備として、乳歯列から混合歯列期に不正咬合の原因を取り除き、あごの骨の成長誘導を行い、永久歯が正常に萌出できる環境作りをします。
使用する装置は主に取り外し可能なものになります。
当クリニックでは、就寝時のみの使用で十分な効果が出せるように装置を設計、作製し調整していきます。
(治療期間:経過観察を含め、永久歯への生え代わりが終わる13歳前後まで通院が必要になります。)

前期矯正治療後の本格的矯正治療(Ⅱ期治療)

前期矯正治療後の本格的矯正治療(Ⅱ期治療)_コピー

前期矯正治療(Ⅰ期治療)で不正咬合が改善しきれない場合は、本格的矯正治療が必要になります。
永久歯1本1本をワイヤーやマウスピースを使って移動し、機能的かつ審美的な永久歯列を完成させます。
(治療期間:6ヵ月~2年 治療回数:6~24回位)
当クリニックでは前期矯正治療後に本格的矯正治療(Ⅱ期治療)を行なう割合は3割ほどになります。

本格的矯正治療(成人の治療)

本格的矯正治療(成人の治療)
歯列全体に対しての治療を行います。 ワイヤーやマウスピースを使って1本1本の歯を移動し、機能的かつ審美的要素を兼ね備えた咬みあわせをつくります。出っ歯やでこぼこの程度が大きい場合は、小臼歯を抜歯する場合があります。
(治療期間:2年~3年 治療回数:24~36回位)
 

矯正治療の開始時期について

小児からの矯正

顎の成長が終了してからの成人の矯正治療は、顎の骨の中で歯を動かす治療が主になります。
小児での矯正治療は、顎骨の成長を利用することによって歯列の幅を広げたり、前後方向の成長を促進または抑制することが可能です。
「受け口」や「出っ歯」、「歯列の狭窄」などの骨格的な問題を顎骨の成長を利用して解決しておくことは、将来本格的な矯正治療が必要になった場合でも、治療期間を短くできたり抜歯をしないで済む可能性が大幅に高くなります。

顎の骨は通常4歳~9歳位までに最も大きく成長・発育します。前期矯正治療(Ⅰ期治療)は、8歳位までに開始すると特に有効で、この時期にしかできない治療法が多くあります。また、この時期に唇や舌の癖、指しゃぶりなど不正咬合を引き起こすと考えられる要因を取り除いておくことも重要です。

矯正治療が必要なのかを判断するにはより専門的な知識と経験が必要になるため、学校検診などでは見過ごされてしま場合が多くあります。その結果、適切な治療開始時期を逃してしまいます。
お子さまが小学校に入学されたら(7歳ごろまでには)、矯正歯科医に歯並びのチェックを受けることをおすすめします。

子供のうちに矯正治療を開始しておきたいケース


以下の場合には、小児矯正を行うことによって特に大きな治療効果が期待できます。

  • 上下のあごの大きさのバランスが悪い場合
  • 咬んだ時の歯の接触により、あごが左右または前方にずれてしまう場合
  • 受け口(下の前歯が上の前歯より前に出ている)
  • 極度の出っ歯
  • 歯列が狭く、歯の重なりやでこぼこが強い場合
  • 乳歯の早期喪失により、後から萌えてくる歯に悪影響を及ぼす可能性がある場合
  • 口唇や舌などの悪習癖がある場合

大人の場合

矯正治療に年齢制限はありません。何歳からでも治療を行うことができます。学校やお仕事、ご家庭などの状況により約2年、1ヵ月に1度の通院が可能な時期であればいつでも治療可能です。見た目が気になる方には、白いワイヤーや表から見えない舌側装置、透明なマウスピース型装置などご希望に合った装置を選ぶことができます。
矯正治療の期間は個人差がありますが、装置をつけてから2年~2年半が一般的です。

矯正治療のながれについて

当クリニックでは、初診相談時に適切な治療開始時期・予想される治療方法・治療期間・治療費などについて詳しくご説明します。ご不明なことは何でもご相談ください。

初診・ご相談

歯列や咬み合わせを診査して、矯正治療が必要かどうか、適切な治療開始時期はいつか、予想される治療方法や治療期間、治療費についてご説明します。

検査・診断

診断や治療計画の立案に必要な検査をします。虫歯や歯周病の診査、顔や口のレントゲン写真、歯型などを採取します。

検査結果・診断の説明

検査資料の分析結果をもとにした治療方針(使用する装置、期間、費用など)の詳細をご説明し、ご理解・ご納得していただいた後に治療を開始します。

矯正前の基本治療の開始

虫歯や歯周病の治療が必要な場合にはまずその処置をします。

矯正治療の開始

矯正装置を装着し歯の移動を開始します。小児矯正は、ほとんどの場合が夜のみの使用になります4~8週に1回の通院になります。

保定・観察

矯正治療によって動かした歯は元の位置に戻ろうとします。歯の移動が終了した後は、新しいかみ合わせが安定するまで(およそ2年間)リテーナーという取り外し式の装置を装着します。6ヶ月に1度通院していただき、歯並びの状態をチェックします。

治療の終了

1~2年間の保定観察後、歯並びが安定していることを確認し、治療終了となります。

矯正治療の治療費について

矯正歯科治療は公的健康保険適応外の自費診療となります。
当クリニックでは、なるべく多くの方に矯正治療を受けていただけるよう、ご負担を抑えた料金設定をしております。
基本料金については分割払いが可能です。詳細についてはお問合せください。

相談料金/検査・診断料金

  相談料 ¥2,000
  検査・診断料 ¥30,000
  再検査・再診断料 ¥10,000

基本料金

  部分治療:クリアブラケット使用(写真2) ¥100,000~350,000
  部分治療:マウスピース使用(写真5) ¥300,000~600,000(総額)
  前期治療(Ⅰ期治療) ¥200,000~400,000
  前期治療後の本格的治療(Ⅱ期治療) ¥200,000~850,000(本格的治療と前期治療の差額)
  本格的治療:メタルブラケット使用 (写真1) ¥600,000
  本格的治療:クリアブラケット
                  +シルバーワイヤー使用(写真2)
¥700,000
  本格的治療:クリアブラケット
                  +ホワイトワイヤー使用(写真3)
¥750,000
  本格的治療:上顎リンガルブラケット(写真4)
                  下顎クリアブラケット使用
¥900,000
  本格的治療:上下顎リンガルブラケット使用 ¥1,050,000
  本格的治療:マウスピース使用(写真5)
¥850,000(総額)
  アンカースクリュー(写真6) 1本につき ¥10,000

処置料金/保定観察料金

  毎回の処置料 前期治療¥3,000/本格的治療¥5,000
  保定観察料 ¥3,000(6ヵ月おきの定期観察)
  • 上記料金には別途消費税がかかります。
  • 基本料金については分割払い(金利・手数料無し)が可能です。
  • 基本料金には矯正治療終了後の後戻りを防止する保定装置(リテイナー)代も含まれます。
  • マウスピース型矯正装置使用の場合は処置料はかかりません。
  • 装置の不具合等により急患でご来院される場合は処置料はかかりません。
  • ご家族で複数の方が矯正治療を行なう場合は一部費用に割引があります。
  • 矯正治療費は医療費控除の対象となります。

矯正歯科治療における一般的な副作用・リスクについて

① 矯正歯科装置を付けた後しばらくは違和感、不快感、痛みなどが生じることがありますが、 一般的には数日間~1、2 週間で慣れてきます。
② 歯の動き方には個人差があり、予想された治療期間が延長する可能性があります。
③ 矯正歯科装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正歯科治療には  患者 さんの協力が必要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
④治療中は矯正歯科装置が歯の表面に付いているため食物が溜りやすく、また歯が磨きにくく なるため、むし歯や歯周病が生じるリスクが高まります。したがってハミガキを適切に行い、 お口の中を常に清潔に保ち、さらに、かかりつけ歯科医に定期的に受診することが大切です。 また、歯が動くと隠れていたむし歯があることが判明することもあります。
⑤歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。
⑥ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
⑦ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
⑧矯正歯科装置などにより金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
⑨治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの症状が生じることがあります。
⑩治療の経過によっては当初予定していた治療計画を変更する可能性があります。
⑪ 歯の形の修正や咬み合わせの微調整を行う可能性があります。
⑫ 矯正歯科装置を誤飲する可能性があります。
⑬ 矯正歯科装置を外す際にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一 部が破損する可能性があります。
⑭ 動的治療が終了し装置が外れた後に現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)や むし歯の治療(修復物)などをやりなおす必要性が生じる可能性があります。
⑮ 動的治療が終了し装置が外れた後に保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや、咬み合せ の「後戻り」が生じる可能性があります。
⑯ あごの成長発育により咬み合せや歯並びが変化する可能性があります。
⑰ 治療後に親知らずの影響で歯並びや咬み合せに変化が生じる可能性があります。また、加齢 や歯周病などにより歯並びや咬み合せが変化することがあります。
⑱ 矯正歯科治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
                                        (日本矯正歯科学会HPより引用)

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